好きな気持ち

50歳の恋愛

別れ

彼の幸せを願って別れを決めた夏


彼に繋がる全てのものを全部消した。

backnumberのハッピーエンドが流れていた。


青いまま枯れていく。あなたを好きなまま消えていく


涙が溢れて止まらなかった。


彼を忘れるために新しい出会いを求めて、マッチングや結婚相談所やお見合いパーティーやとにかくいろいろ試して見た。


でも.........

結局

彼のことを思い出すだけだった


昭和生まれの私は、そんな時何故か欧陽菲菲のラブイズオーバーの歌を口ずさむ


誰に抱かれても忘れは、しない。きっと最後の恋だと思うから


はあってため息ついて。私は何をしてるんだろうって何度も思った


どうしても捨てられなかった風鈴が優しい音を奏でる。まるで彼が私の名前を呼ぶように


夕日に包まれてキスをした日の胸の高まりが込み上げてきた


会いたいな…


ぎゅっと自分を抱きしめる。


そんな日々を過ごしていた